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歴史と自然が融合する高梁市の魅力

皆さんは高梁市(たかはしし)に行かれたことありますか?

かつて城下町として栄えた場所であり、現在も当時の面影が残っている街なんですよ。

今回は【城下町の風情が残る高梁市を観光しよう!一度は訪れたいおすすめスポット】についてご紹介します。

観光で訪れるのに最適な街ですので、ぜひ一度観光めぐりをされてはいかがでしょうか。

高梁市の魅力について!

岡山県の中西部に位置している街で、広島県との県境になっています。

古くから重要な拠点として使用され、備中松山藩の城下町として栄えた歴史があります。

高梁市と言えば【備中松山城】が有名で、日本で唯一天守が現存する山城。として知られています。

高梁市を訪れる目的にされる方も多く、お城好きや歴史好きにはたまらないスポットになっています。

街並みも当時のまま残されているものも多く、武家屋敷や町家、神社などがあり【備中の小京都】とも呼ばれている情緒あふれる景観が魅力的です。

このような城下町の風情が楽しめる街になっていますが、豊かな山々が広がっているのも魅力的であり、タイミングが合う時だけに発生する【雲海】をご覧になることができます。

歴史スポットを巡る方や風情ある町並みを楽しみたい方におすすめの街であり、観光で訪れるのに最適ですよ。

ではどのようなスポットがあるのか見ていきましょう!

高梁市の魅力に触れることができるスポットばかりですので、ぜひ一度高梁市へ行かれてくださいね。

高梁市のシンボルになっている建物!【備中松山城

国指定重要文化財に指定されているお城で、高梁市が誇る歴史的にも貴重なスポットになります。

備中松山城は現存する12天守の一つになっており、唯一の天守が現存する山城になります。

標高430mの臥牛山松山の山頂に位置しており、絶景にそびえ立つお城として人気になっています。

歴史は古く1240年に当時の地頭であった【秋庭三郎重信】によって築城されたお城で、その後1683年に【水谷勝宗】が3年ががりで修築された。と言われています。

歴史の中でも交通の要衝として使用された場所で、山陰と山陽を結び東西の主要街道が交差する場所でもありました。

重要な役割を担っていたため戦国時代ではお城をめぐって戦が起こるほどで、度々城主が変わる。といったことが起こっていました。

難攻不落の名城とも称されたほどのお城になっており、漆喰塗りの壁と黒い腰板のコントラストが大変美しいものになります。

全国にいらっしゃるお城ファンの間でも人気のものになっており、当時の繁栄と栄華を感じ取ることができます。

山城の雰囲気も大変魅力的ですが、ある条件が揃うと幻想的な景観が広がる場所として知られています。

例年9月~翌年4月までに見られる。とされる【雲海】を眺めることができ、雲で覆われるお城は神秘的な景観を造り上げています。

【天空の山城】とも称されるほどの美しい景色が広がっており、多くの方を魅了しているスポットですよ。

大人気ジブリアニメ【天空の城ラピュタ】のような景観をご覧になることができ、高梁市が誇る観光スポットになっています。

高梁市のシンボルにもなっているお城ですので、ぜひ一度見に行かれてくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市内山下1にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【岡山JTC】から岡山自動車道に乗りかえ【賀陽IC】まで行き、賀陽ICから国道484号線を経由して25分(所要時間は50分ほど)
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の新見行【備中高梁駅】を下車。すぐ近くにある高梁バスセンターから備北バス吉備国際大学前行【松山城登山口】を下車し、徒歩50分(所要時間は1時間35分ほど)

になります。

高梁市のシンボルにもなっているお城ですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

お城と合わせて訪れたい!【備中松山城展望台】

備中松山城からすぐ近くにあるスポットで、お城と絶景を一緒にご覧になれる場所になります。

備中松山城天守を横から眺めることができ、雲海をご覧になれるスポットとして人気になっています。

秋ごろから春にかけて広がる雲海は幻想的な景観になっており、お城の雰囲気と合わさって素晴らしい景色を眺めることができます。

写真スポットとしても人気になっており、自然が創り出す景観を写真に収めようと県内外から多くの方がお越しになっています。

雲海はタイミングが合わないと発生しない自然現象であり、昼夜の寒暖差が激しいことや無風などの条件が必要になっています。

観光雑誌やSNS、メディアなどに度々登場するスポットであり、【天空の城】と称された備中松山城の魅力を味わうことができますよ。

お城からも近い場所にありますので、お城をご覧になった後にぜひお越しくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市松山にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【岡山JTC】から岡山自動車道に乗りかえ【賀陽IC】まで行き、賀陽ICから国道484号線を経由して15分(所要時間は35分ほど)

になります。

電車やバスで行くことも可能ですが、最寄りのバス停から徒歩で2時間以上かかりますので、公共交通機関でお越しの方はレンタカーで行かれることをおすすめします。

高梁市の中でも随一の絶景スポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

ホッと一息つける空間が魅力!【天柱山 頼久寺】

歴史は古く【足利尊氏】が諸国に命じて建立させた安国寺の一つであり、国指定名勝の庭園があるスポットになります。

こちらの庭園は備中国奉行【小堀遠州(こぼり えんしゅう)】が創り出した初期の作庭で、1605年頃だといわれています。

別名【鶴亀の庭】とも称される蓬莱式枯山水庭園であり、砂の波紋と海洋の感じを表現した作品になっています。

庭園の中に鶴亀二島を配置し、大海の波を表現したサツキの大刈り込みで整えてあります。

こちらの大刈り込みは小堀遠州ならではの作品になっており、全国にファンがいるほどの人気があります。

背景に愛宕山がそびえ立っており、山の景観と庭園の雰囲気が合わさって素敵な景色になっていますよ。

館内ではこちらの庭園を説明した音声が流れており、説明を聞きながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

ホッとひと息つけるスポットとして人気になっていますので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市頼久寺町18にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【岡山JTC】から岡山自動車道に乗りかえ【賀陽IC】まで行き、賀陽ICから国道484号線を経由して15分(所要時間は40分ほど)
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の新見行【備中高梁駅】を下車し、徒歩15分(所要時間は1時間ほど)

になります。

観光スポットとして人気になっていますので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

子供の頃を思い出す方も多い!【旧吹屋小学校】

近年まで現役の小学校として使用されたスポットで、今では貴重な木造校舎をご覧になれる場所になります。

平成24年3月まで使用されており、現役の木造校舎としては国内最古。と言われています。

県指定の重要文化財に指定されており、歴史は古く明治6年に開校したものになります。

明治32年には【吹屋尋常高等小学校】に改称され、現在の地に移転されました。

レトロ感満載のスポットになっており、懐かしさと風情溢れる景観が魅力的です。

歴史ある建物らしい床の軋みやゆがんだ窓ガラスなど。当時の趣きを感じ取ることができますよ。

木造校舎の温かみのある館内になっており、ここだけ時が止まったような時間を過ごすことができます。

懐かしさとレトロ感が味わえる素敵なスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市成羽町吹屋1290-1にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【岡山JTC】から岡山自動車道に乗りかえ【賀陽IC】まで行き、賀陽ICから県道85号線を経由して45分(所要時間は1時間10分ほど)
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の新見行【備中高梁駅】を下車。すぐ近くにある高梁バスセンターから備北バスの吹屋行【吹屋】を下車し、徒歩5分(所要時間は1時間55分ほど)

になります。

今では貴重な木造の小学校ですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

映画ファンにとって馴染み深い!【広兼邸】

当時に栄華と巨大な富を築いた大野呂の庄屋【広兼氏】の邸宅であり、趣きのある建物をご覧になれる場所として知られています。

広兼氏は1800年頃に小泉銅山と硫酸鉄の製造を営んでいた方で、地域を代表する豪商として活躍されていました。

こちらの建物は江戸時代末期に建てられたもので、楼門づくりと石垣を設けて城郭にも引けを取らないものになっています。

当時の富豪がどのような生活をしていたのかを知ることができ、外観を見ただけでも富豪のすごさを感じ取ることができますよ。

現在も当時の趣きが残されており、高梁市の観光スポットとして人気になっています。

建物だけでも十分に楽しむことができますが、こちらは大人気映画【八つ墓村】のロケ地に使用された場所としても知られています。

昭和52年と平成8年の二度にわたって撮影され、映画を見られた方の中では聖地として親しまれています。

保存状態も良く現在も当時の雰囲気が味わえるスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市成羽町中野2710にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【倉敷IC】から国道180号線を経由して1時間15分ほど
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の新見行【備中高梁駅】を下車。すぐ近くにある高梁バスセンターから備北バスの吹屋行【滝谷口】を下車し、徒歩55分(所要時間は2時間30分ほど)

になります。

映画のロケ地で有名になっているスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

県内で最古と言われている教会!【高梁基督教会堂】

岡山県内に現存する最古の教会で、県の史跡にも選ばれているスポットになります。

明治22年に建築された。と言われており、高梁市ではキリスト教布教活動が明治12年に始まっており、翌年13年に【新島襄(にいじまじょう)】が来高すると急速に発展しました。

信者も多くなり、信者の浄財によって教会が建築されました。

岡山県の教育者や事業者を育てた場所。とも言われており、県下初の女学校【順正女学校】を創設した【福西志計子(ふくにししげこ)】や社会福祉事業家【留岡幸助(とめおかこうすけ)】を育てた教会になります。

オシャレな洋風の建築物になっており、城下町の雰囲気とは違うオシャレなものになっています。

日本の歴史とキリストの文化が合わさるスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市柿木町26にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【岡山JTC】から岡山自動車道に乗りかえ【賀陽IC】まで行き、賀陽ICから国道484号線を経由して15分(所要時間は40分ほど)
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の米子行【備中高梁駅】を下車し、徒歩15分(所要時間は55分ほど)

になります。

県内最古の教会になっていますので、ぜひ一度見に行かれてくださいね。

歴史スポットとして大人気!【山中鹿介の墓】

尼子十勇士の一人である【山中鹿介】のお墓があるスポットで、1713年に当時の備中松山藩主【石川氏】の家臣により建立されたもになります。

今でもファンが多くいるほどの人気武将であり、歴史において数々の武勲をたてた人物になります。

山中鹿介島根県安来市にある【月山富田城】の麓に生まれました。

毛利家によって滅ぼされた主家【尼子氏】の再興を目指して兵を挙げ、織田信長の支援によって播州上月城を攻略しました。

しかし毛利・宇喜多連合軍に敗れ、毛利輝元が在陣する備中松山に護送される時に高梁川の渡し場【阿井の渡し】で打ち取られてしまいました。

主家の再興を夢見て活躍されましたが、34歳という若さで生涯を閉じました。

鹿介の首は将軍【足利義昭】が待つ現在の広島県福山市にある鞆の浦に届けられ、その地に首塚が作られました。

胴体は高梁市落合町阿部の観泉寺に胴墓が建てられました。

鹿介が最後を迎えた地には榎が植えられている。とされていましたが、洪水によって流されたため、1713年に現在の地に建立された。という歴史がございます。

全国から多くの方がお参りに訪れるほど有名な武将が眠る地ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市落合町にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【倉敷IC】から国道180号線を経由して45分ほど
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の米子行【備中高梁駅】を下車。すぐ近くにある高梁バスセンターから備北バスの川上バスセンター行【鹿之助前】を下車し、徒歩3分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は1時間ほど)

になります。

ファンも多い歴史の偉人が眠る場所ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね

漫画好きなら一度は訪れたい!【吉備川上ふれあい漫画美術館】

高梁市川上町にある施設で、漫画文化の情報受信基地としてオープンしたスポットになります。

川上町のコンセプトは【明るく楽しい地域づくり、夢とロマン溢れる町】を目指しており、1988年から漫画での町づくりに力を入れています。

館内には大正~現代までの漫画が12万冊以上所蔵されており、現在話題の漫画などもございます。

古くから庶民に愛されている漫画はお子さんから大人まで楽しめるものになっており、ホッとひと息つける場所として親しまれています。

高梁市出身の漫画家【富永一郎氏】の原画や作品集なども展示されており、漫画ファンの中では聖地として人気になっていますよ。

漫画好きの方なら一日いても足りないほどの魅力を兼ね備えており、生まれる前の作品などに手を伸ばす方も多くいらっしゃいます。

各々が買っていたものや見てきた漫画がたくさん置いてありますので、漫画がお好きなら一度は訪れてみてくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市市川上町地頭1834にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【倉敷IC】から【玉島IC】まで行き、玉島ICから県道35号線を経由して50分(所要時間は55分ほど)
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の米子行【備中高梁駅】を下車。すぐ近くにある高梁バスセンターから備北バスの地頭行【地頭】を下車し、徒歩5分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は1時間40分ほど)

になります。

時代を超えて愛されているたくさんの漫画が置かれていますので、漫画好きの方やお子さん連れの方はぜひお越しになってくださいね。

散策スポットにぴったりの町!【吹屋ふるさと村

中国山地の山懐に抱かれた場所にある場所で、ベンガラ生産や原料である【ローハ】で巨大な富を築いた豪商によって作られた街になります。

赤胴色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された町で、情緒あふれる雰囲気と赤い町並みで統一されたスポットになります。

当時栄華を極めた豪商の建物は豪華一色のものになっており、訪れる方を圧倒させるものになっています。

敷地内には旧吹屋小学校や銅山跡など。当時の歴史を知ることができる観光スポットが多く点在しており、散策するのに最適な場所です。

栄華と繁栄を象徴した建物とスポットが織りなす景観は貴重なものになっており、赤レンガとベンガラ色の町並みは見る人を素敵な空間に連れて行ってくれています。

【ジャパンレッド発祥の地】として日本遺産にも指定されており、当時の文化を後世に残すべくベンガラの絵具を使った体験施設などもありますよ。

観光で訪れるのにピッタリの場所ですので、ぜひ一度素敵な時間を満喫されてくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市成羽町吹屋838-2にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【倉敷IC】から国道180号線を経由して1時間20分ほど
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の新見行【備中高梁駅】を下車。すぐ近くにある高梁バスセンターから備北バスの吹屋行【吹屋】を下車し、徒歩すぐ(所要時間は1時間55分ほど)

になります。

風情ある町並みが広がるスポットですので、観光で訪れるのに最適ですよ。

タイミングが合えば幻想的な空間が広がる!【弥高山】

標高654mの小高い山になっており、ハイキングやアウトドアなどが楽しめるスポットとして人気になっています。

こちらのお名前は「弥高い(いやたかい)」という意味が込められており、またご飯を盛ったような姿をしていることから【飯(いい)の山】とも呼ばれています。

広島県との県境に位置している場所で、幻想的な空間が広がる【雲海】が見られるスポットとしても知られています。

雲海が見られる山として国内でも名山の一つとして、登山客や地元の方から親しまれています。

四季折々の景観が広がる山になっており、春には10万本のツツジ、梅雨にはあじさい、秋には紅葉。といった季節を彩る花々が咲き誇るスポットになっています。

山の近くには公園が設けられており、17haという広大な敷地にはキャンプ場やバンガロー村などのアウトドアを楽しむことができますよ。

山頂まで行かれると展望台が設けられており、北は大山、南は福山市の工業地帯、浴れた日には瀬戸内海。と岡山県から望める景色を一望することができます。

登山だけでなく季節の花々やアウトドアが楽しめるスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は高梁市川上町高山にあります。

  • お車でお越しの方:山陽自動車道【倉敷IC】から【笠岡IC】まで行き、笠岡ICから県道34号線と県道9号線を経由して50分(所要時間は1時間10分ほど)
  • 電車でお越しの場合:JR倉敷駅から伯備線(JR)の備中高梁行【清音駅】を下車。同駅から井原鉄道の井原行【井原駅】を下車し、北振バスの弥高山入口行【弥高山入口】を下車し、徒歩15分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間20分ほど)

になります。

雲海が見られるスポットとして人気がありますので、ぜひ一度山頂まで行かれてくださいね。

城下町の風情が残る高梁市を観光しよう!一度は訪れていおすすめスポット

いかがでしょうか。

備中松山城吹屋ふるさと村など。高梁市には観光スポットが数多くあります。

歴史スポット巡りに最適な街であり、当時の面影を感じながら素敵な時間を満喫することができます。

歴史・文化的なものが色濃く残されており、情緒あふれる景観をご覧になることができますよ。

歴史スポット以外にも緑豊かな美しい山々も広がっていますので、ぜひ一度観光めぐりをされてくださいね。

今回の内容で高梁市の魅力をお伝えできていれば幸いです。