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平戸八景はどんなところ?古くから絶景に指定された場所を紹介

皆さんは長崎の平戸に行ったことありますか?

平戸には古くから八景と呼ばれる場所があるんですよ。

今回は【平戸八景はどんなところ?古くから絶景に指定された場所】についてご紹介していきます。

ぜひ平戸に行かれた際は足を運んでみてくださいね。

平戸・平戸八景について

平戸は古くからアジアやヨーロッパの貿易港として栄えた場所であり、現在でも異国情緒が混ざり合う景観をご覧になることができます。

また長崎のキリスト教伝来の地としても知られており、フランシスコ・ザビエルが平戸で宣教活動を行ったとされています。

キリスト教の聖地である教会が多くあり、現在でも多くの教会が平戸にございます。

このような歴史がある中で、天保年間(1831年~1845年の間)に当時の平戸藩主が【沢渡広繁】に作画を依頼した【平戸地方八奇勝図】が由来となっています。

現在はさまざまな場所にあったものが佐世保市に合併されたことで八景すべてを佐世保市でご覧になることができます。

ではどのような景色を見ることができるのかご紹介していきます。

古くから景色のすばらしさが評価された場所にぜひ一度訪れてみてくださいね。

自然が創り出した断崖!【高厳】

八景に選ばれた際は真下に道があったとされる断崖になります。

現在は【高岩】と言われており、断崖に草木が生い茂る景観をご覧になることができます。

近くには江迎川が流れており、自然を満喫するのにぴったりの場所です。

自然現象により断崖の草木が剥がれ、昔のような景観が変わりつつあります。

目立った看板等はなく、八景としての面影も失われつつありますが、当時は平戸八景として多くの方を魅了していたに違いありません。

ぜひこちらに訪れていただき、当時の面影を少しでも感じ取ってくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市江迎町乱橋572-1にあります。

になります。

自然と砂岩が合わさる絶景スポットですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

滝と自然のパワースポット!【潜龍ヶ滝:潜龍水】

四季折々の花々と滝を一緒にご覧になることができるスポットになります。

現在はパワースポットとして知られており、自然のパワーをもらいに多くの方が訪れている場所です。

平戸藩10代藩主が滝壺から竜が頭を出しているような景観を気に入られ【潜竜】と名付けた。と言われています。

現在では龍神様として語り継がれており、訪れた方に癒しとパワーを与えてくださいますよ。

自然豊かな場所にあり、秋には赤く染まった紅葉をご覧になることができます。

ぜひ平戸で滝をご覧になるなら、こちらにお越しくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市吉井町草ノ尾にあります。

になります。

現在はパワースポットとして人気になっていますので、ぜひ自然と滝を満喫されてくださいね。

天然の石橋をご覧になることができる【御橋観音:石橋】

【牧の岳】の中腹に位置しているお寺で、平戸市吉井町で随一の絶景スポットになります。

境内には日本風情を感じられる景観になっており、自然を満喫するのにぴったりの場所です。

境内の奥には天然の石橋をご覧になることができ、幻想的かつ神秘的な空間をご覧になることができますよ。

また秋ごろには紅葉が彩り、一面を赤く染めた景色を見ることができます。

国の天然記念物に認定されている【シダ群落】が境内一帯にあり、お寺と自然を彩っています。

近くには公園があり、春は桜・秋は紅葉。と四季折々の景観を見に訪れる方も多くいらっしゃいます。

ぜひ自然が創り出した石橋を見に行かれてくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市吉井町直谷93にあります。

になります。

石橋は御橋観音寺の北側にありますので、ぜひご覧になってくださいね。

巨大な岩に文字が刻まれている!【大悲観公園:大悲観】

高さ20mに及ぶ大きな砂岩に【大悲観】と刻まれている景観を見ることができます。

平戸藩10代藩主の【松浦煕(まつらひろむ)】が彫らせたもの。と言われており、現在でもくっきりと文字が見えています。

現在は公園になっており、テニスコートソフトボール場などがあります。

また休憩施設もあり、地域の方の憩いの場として親しまれています。

春にはツツジや菖蒲が咲き、園内をきれいに彩っていますよ。

当時の面影を残している場所ですので、ぜひ一度大きく彫られた文字をご覧になってくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市小佐々町小坂60にあります。

  • お車でお越しの方:西九州自動道【佐々IC】から15分ほど
  • 電車でお越しの場合:佐世保駅から平戸行【佐々バスセンター】を下車。その後楠泊経由の大加勢行【臼の浦】を下車し、徒歩3分ほど

になります

バスの場合は乗り換えが必要になりますので、バスのお時間等をご確認してから訪れるようにしてくださいね。

圧巻の大きさをぜひ!【眼鏡岩】

もともとは一枚の岩壁だったようで、自然により2ヶ所くり抜かれた様子が眼鏡に見えたことから名がつけられました。

高さ10m・横幅20mの圧巻の岩をご覧になることができ、平戸藩主も大層お気に入りだったそうです。

こちらの穴は鬼が作った。という伝説もございます。

古くから鬼が凄んでいた。とされ、鬼が起きた際に足を伸ばしたことで岩に穴を開けたもの。という伝説が現在も語り継がれています。

それぐらい大きな岩に奇妙な穴が空いている景観になってますので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

春には桜が咲き、眼鏡岩と合わさればきれいな一枚の絵になりますよ。

アクセス方法

場所は佐世保市瀬戸越町868にあります。

  • お車でお越しの方:西九州自動道【佐世保中央IC】から15分ほど
  • 電車でお越しの場合:佐世保駅から大野・矢峰方面行【堺木】を下車し、徒歩10分ほど。もしくは佐世保駅から松浦鉄道【左石駅】を下車し、徒歩15分ほど

になります

自然の神秘を感じることができる場所ですので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

平戸市で最も古いとされる神社!【須佐神社:岩屋宮】

現在は神社が建立していますが、当時は幅10m・奥行き10m・全長20mの海食洞がありました。

戦国時代から信仰されていた場所であり、平戸藩初代藩主の【松浦鎮信】が必勝祈願した場所としても知られています。

また太平洋戦争後に住む場所を無くしてしまった人々が、洞窟に住み着いてしまった。という経緯があります。

それにより昭和30年に洞窟の前に拝殿を建立し、現在の須佐神社の形でご覧になることができます。


八景の景観をご覧になることは叶いませんが、当時の歴史を知った上で見ると、景色が変わって見えますよ。

参拝を兼ねて見に行かれてくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市高梨町1-9にあります。

になります。

平戸で一番古い神社になりますので、訪れた際はぜひ参拝されてくださいね。

現在でも多くの羅漢仏がある場所!【福石観音清岩寺:福石山】

福石山観音の境内にある高さ4m・奥行き5mで出来ている海食洞になります。

歴史は古く、9世紀頃に【弘法大師空海】が【行基】の死を恋しく思い、五百羅漢仏を安置した。とされています。

時代が流れていくにつれて多くの羅漢仏が消失してしまいましたが、平戸藩主9代が再興しました。

現在は140体ほどの羅漢仏が安置されており、神秘的な雰囲気を感じることができます。

自然の素晴らしさと羅漢仏をご覧になることができる場所ですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市福石町24-5にあります。

になります。

神秘的な空間が広がってますので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

季節によっては渦潮をご覧になることができる【観潮橋:潮目】

3月から6月にかけて渦潮を見ることができる【早岐瀬戸】の中で、最も狭い場所に架かる橋です。

外洋との干満差が激しく急流になっている場所であり、干潮・満潮時に川の流れが変わることから【観潮】と名付けられました。

当時は流れが変わる様子を【早来の瀬戸】と呼ばれていました。

その後【早来】が変化して【早岐】という地名になったとされています。

明治には橋周辺に料亭があったとされ、日本の文化を感じられた場所でもあります。

現在では当時の面影は残っていませんが、急流の川をご覧になることができますよ。

早岐の由来となった場所ですので、ぜひ一度見に行かれてくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市早岐2-11-5にあります。

になります。

潮の満ち引きが激しい場所ですので、普段聞くことのできない音を聞くことができますよ。

駐車場はお近くの有料駐車場をご利用くださいね。

平戸八景はどんなところ?古くから絶景に指定された場所を紹介

いかがでしょうか

現在でも平戸八景の景色をご覧になることができます。

当時の偉人たちも同じような景色を見ていたとされ、歴史を感じることができる場所でもあります。

自然豊かな土地を生かした景色が広がっていますので、平戸に訪れる際はぜひこちらの景色をご覧になってくださいね。

今回の内容が少しでもわかりやすくお伝えできていれば幸いです。