皆さんは室戸市に行かれたことありますか?
ダイナミックな自然と室戸岬が広がる町で、自然の雄大さをご覧になれる素敵な場所なんですよ。
今回は【四国で唯一世界ジオパークに認定された町!室戸市のおすすめスポット】についてご紹介していきます。
海や山、清流など。田舎町の風景が広がるのどかな町ですので、ぜひ一度観光巡りをされてはいかがでしょうか
- 室戸市の魅力について!
- 四国で唯一世界ジオパークに認定された町!室戸市のおすすめスポット
室戸市の魅力について!
高知県の東側に位置しており、V字型になっている室戸岬が有名な町です。
【室戸ユネスコ世界ジオパーク】に認定され、これは四国で唯一になります。
歴史においても古く、大化の改新後に室津郷が置かれ、弘法大師によって【最御崎寺(ほつみさきじ)】・【津照寺(しんしょうじ)】・【金剛頂寺】が開かれました。
東土佐文化の中心として栄えた歴史があり、藩政時代には網捕鯨の振興、津呂・室津港の開削が行われ水都市室戸発展の礎を築きました。
海や山、清流といった大自然が最大の魅力であり、のんびりゆったり過ごすのに最適な町と言われています。
また豊かな自然を有していることから海の幸や山の幸が豊富であり、自然の魅力を存分に味わうことができます。
市という枠組みになっていますが、電車の駅や高速道路がないことに驚かれる方も多くいらっしゃいます。
また美容院や雑貨屋さん、家具屋さんなども無いとされ、近年は独立開業・起業される方を幅広く受け入れている発展途上の町です。
室戸市と言えば四国霊場で有名な【弘法大師】や幕末維新の重要人物【中岡慎太郎】といった偉人ゆかりの地でもあり、歴史好きには馴染み深い場所になっています。
町の至るところに恋人の聖地が設けられており、雄大な自然や海を眺めながら大切な人と素敵な時間を満喫することができますよ。
ではどのようなスポットがあるのか見てきましょう!
年間を通じて温暖な気候が広がっていますので、ぜひ一度室戸市を観光してみてくださいね。
室戸市と言えば絶景広がる岬で有名!【室戸岬】
世界ジオパークに認定されている室戸市のシンボル的な場所で、奇岩が乱立して亜熱帯性樹林や海岸植物が生い茂るスポットになります。
室戸半島最南端の岬で、平日でも多くの観光客で賑わいを見せています。
1964年に国定公園に指定され、2011年9月に世界ジオパークに認定されました。
新しい大地の形成や変動する自然の景観が大変すばらしい景色を創り出しており、地球の神秘を実感することができます。
室戸岬の先端から約2㎞に渡って整備された遊歩道があり、室戸岬ならではの植生を観察しながら歩いて行くと岩場まで出ることができます。
国の名勝にも指定されている奇岩奇勝が広がっており、奇岩群を眺めれば地球の成り立ちなどを感じることができます。
奇岩の多くは1400万年前の太古のものであり、海底の火山活動によって出来たものです。
岩の至るところには黒い模様をご覧になることができ、こちらはマグマによって焼け焦げた痕跡だと言われています。
室戸岬には灯台やほら穴などが点在しており、ダイナミックな景観と多種多様な生物をご覧になりながら遊歩道を散策することができますよ。
デートスポットとしても人気になっており、岬を一望できる展望台にはハート型のモニュメント、白亜の灯台、亜熱帯植物など。をご覧になることができます。
素敵な写真を求めて訪れる方も多く、室戸市の魅力がギュッと詰まったスポットになっています。
朝日と夕日の両方を望むことができ、日本でも有数の日の出・日の入りスポットとして親しまれています。
古くは海の難所として知られていた場所ですが、現在はダイナミックな自然と海を一望できる絶景スポットになってます。
全国の方には「天気予報で有名な場所」として知られ、記念に訪れる方も多くいらっしゃいますよ。
室戸岬です。#海の光景#写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/2StOpb8brY
— ヨハネ (@yohane1018) March 29, 2024
自然が創り出した美しい景観が広がるスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。
アクセス方法
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間55分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【室戸岬】を下車し、徒歩すぐ(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間45分ほど)
になります。
雄大な自然が広がる室戸市を代表する景勝地ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。
海を眺められる絶景の地に佇むお寺!【最御崎寺】
四国八十八ヶ所霊場24番札所にあたるお寺で、修行の道場と言われている高知県最初の霊場になります。
807年に唐から帰朝した翌年に弘法大師は勅命を受けてふたたび室戸岬を訪れており、792年にも弘法大師は虚空蔵求聞持法の修行で室戸岬を訪れております。
かつて無名だったころに荒磯修行に来た弘法大師は、岬の洞窟にこもり修行を行った。と言われています。
この時に空に輝く明星が大師の口に飛び込み、ここが仏法の最適地であると感得した。という逸話が残されています。
虚空蔵求聞持法を成就したこの地に、本尊とする【虚空蔵菩薩像】を彫造して本堂を建立した。というのが始まりです、
嵯峨天皇をはじめとする歴代の天皇から厚く崇敬され、室町時代には土佐の安国寺として大切に守られてきました。
戦国・江戸時代になると武将や藩主などの寄進により、大いに栄えたお寺であった。と言われています。
当時は真言密教の道場として女人禁制のお寺であり、女性の遍路は室戸岬の先端から拝んだ。と伝わっております。
こちらは明治5年に解禁され、室戸岬には東西で対峙している金剛頂寺が【西寺】、最御崎寺が【東寺】として呼ばれております。
室戸岬は弘法大師が悟りを開く起源の地と呼ばれており、全国からお遍路やお寺巡り、観光で訪れる方が多くいらっしゃる人気のお寺になっています。
室戸岬から歩いて行くと徒歩で30分ほどの距離になっており、結構きつい上り坂を登っていくときれいに整備された境内に到着します。
お車でお越しの方はお寺近くに駐車場がございますので、足腰に不安がある方はお車で行かれたほうが良いかもしれません。
連日多くのお遍路さんがいらっしゃっており、土佐国最初の霊場として記念にお参りする観光客も多く見受けられますよ。
室戸岬にございますので岬と併せて訪れるのが最適で、高知県にある霊場の中でも特に人気が高いスポットになってます。
23番!最御崎寺(ほつみさきじ)
— たびすこ (@tabisco_N700S) May 1, 2023
室戸岬の一番端っこ!22番からおおよそ90㌔近く!長かった… pic.twitter.com/nBezpumvT5
歴史を感じさせてくれる本堂や建物と厳かな雰囲気が漂う神秘スポットですので、ぜひ一度お越しくださいね。
アクセス方法
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間55分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【スカイライン上り口】を下車し、徒歩30分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は3時間10分ほど)
になります。
海の景色が広がる素敵なお寺ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね
お寺巡りには欠かせない四国霊場!【金剛頂寺】
四国八十八ヶ所霊場26番札所にあたるお寺で、室戸三山の一寺院として【西寺】の愛称で親しまれております。
室戸岬から海岸沿いに西北に向かうと、土佐湾に突き出した小さな岬がございます。
【行当岬】という名前になっており、硯(すずり)が産出するので硯が浦とも呼ばれています。
こちらの岬頂上に金剛頂寺があり、原始林の椎に覆われた静寂さが漂う神秘的な空間になっております。
弘法大師が若き日に当寺から4㎞のところにある【女人堂】で修行した。とされており、行道したことから行当という名前が付けられた。と言われています。
平城天皇(806年~809年在位)の勅願により、本尊の薬師如来像を彫造して807年に創建したのが始まりとされています。
創建当初は【金剛定寺】という名称だったそうで、女人禁制のお寺として鎮座していました。
嵯峨天皇(809年~823年在位)が【金剛頂寺】として勅額を奉納されたことから現在の名称になっており、住職は第十世まで勅命で選ばれて以後16世までが大いに栄えた。という歴史がございます。
室町時代になると堂宇が罹災しましたが復興され、長曾我部元親の寺領寄進や江戸時代には祈願所として諸堂が整備されております。
正倉院様式の宝物殿【霊宝殿】は昭和の頃であり、平安時代に弘法大師が各地を旅した時の【金銅旅壇具】は唯一の遺品になっています。
現在はお遍路やお寺巡り、観光客が多く訪れている人気のお寺で、行き交う人々で賑わいを見せています。
お寺を囲むように【ヤッコウソウ】を見ることができ、こちらは高知県の天然記念物に指定されているものです。
駐車場までの車道も険しく細い山道を登った先にありますので、お車でお越しになる方は注意してお進みください。
駐車場からも坂道の連続で、境内についても急な階段が待ってます。
足腰に不安がある方には不便な場所になっておりますが、階段には手すりが設けられていますのでご自身のペースで登ってください。
境内からは室戸沖の太平洋を一望できる絶景が待っており、うっそうと生い茂る木々がより一層神秘的な空間を創り上げていますよ。
金剛頂寺
— きなこもち@逆打ち歩き四国遍路 3週目 (@azure0161) April 27, 2023
歩き遍路さん増えましたねー。
あと外国の方が確実に増えたなぁ pic.twitter.com/zVHwZ6wbgn
東寺の最御崎寺、西寺の金剛頂寺として親しまれている室戸市を代表するお寺ですので、ぜひ一度お越しくださいね。
アクセス方法
場所は室戸市元乙523にあります。
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間45分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【元橋】を下車し、徒歩40分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間55分ほど)
になります。
お遍路やお寺巡りをされる方に親しまれているスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。
室戸市にはパワースポットがいっぱい!【津照寺】
四国八十八ヶ所霊場25番札所にあたるお寺で、室津港を見下ろす小山の上に佇むお寺です。
地元の方からは【津寺】の愛称で親しまれており、弘法大師が四国で修行される際に山の形が地蔵菩薩の持つ宝珠に似ていることから霊地をして選ばれた場所です。
807年に弘法大師が漁業と海上の安全を祈願して地蔵菩薩を自ら刻んで本尊とし、【宝珠山真言院津照寺】としました。
土佐藩初代藩主【山内一豊公】が船でこの地を通った際、風雨が強くなったため神仏の無事を祈ったところ突如現れた異僧が船の舵を取り、無事に港に入ることができた。という逸話が残されています。
後に異僧を追いかけたところ津照寺の本堂に消えていき、傍らの本尊がびしょ濡れだった。と言われています。
こちらの逸話から本尊は【楫取地蔵】と呼ばれ、現在も多くの船人から信仰されております。
本堂は昭和50年に建立した新しい建物になっており、125段の石段を登り切った場所に鎮座しております。
境内からは町を見下ろすことができ、赤く鮮やかな山門と金色の屋根の本堂が多くの方を魅了しております。
駐車場は奥の漁港みたいな場所に設けられており、こちらはかなり遠いので近くに路上駐車される方も多くいらっしゃいます。
階段がかなりきついので手前に設けられている【納経所】でお参りすることもでき、足腰に不安がある方はこちらでお参りするのもおすすめです。
どこか懐かしい港町が広がっており、海を眺めるのに最適な場所として登られる方もいらっしゃいます。
登りきった時の爽快感は格別で、厳かな雰囲気が漂うお寺と合わさって素敵な時間を満喫することができますよ。
二十五番津照寺。 pic.twitter.com/rtOHy5jUJH
— ヒロト (@udden) September 8, 2022
室戸市には3つの霊場がございますので、観光でお越しの際はぜひお越しくださいね。
アクセス方法
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間45分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【室戸小学校通】を下車し、徒歩6分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間25分ほど)
になります。
四国霊場にもなっているお寺ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。
神秘的な空間が広がるスポットとして人気!【御厨人窟・神明窟】
弘法大師が修行の際に住居として使用されたスポットで、青年時代の大師が悟りを開いた場所としても知られています。
洞窟内には【五所神社】と呼ばれる社が建っており、洞窟の雰囲気と合わさって神秘的な空間が広がっております。
弘法大師の別名【空海】と言う名前を付けた場所とも言われおり、ここから見える空と海に感銘を受けたことから名付けた。という説が有力です。
御厨人窟の横には修行の場として使用されていた【神明窟】があり、こちらの波音は環境庁の【日本の音風景100選】にも選ばれています。
実際に洞窟内を歩くことができ、午前8時~午後5時に入洞可能になっています。
安全のためにヘルメットを必ず着用する必要がありますが、弘法大師ゆかりの地として訪れる方が多くいらっしゃいますよ。
奥行はさほどありませんが中に祠が祀られていますので、室戸市のパワースポットとしても人気になっています。
駐車場・入洞ともに無料でご利用することができ、気軽に弘法大師が歩んだ歴史について触れることができます。
弘法大師が感銘を受けた景色は今でも残されており、記念に一度ご覧になってはいかがでしょうか。
御厨人窟。#弘法大師#空海#室戸岬#高知県 pic.twitter.com/X6XBt2RwYE
— take (@tenkunofuji) May 31, 2022
修行を行った伝説が残る洞窟ですので、ぜひ一度お越しくださいね。
アクセス方法
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間55分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【岬ホテル前】を下車し、徒歩2分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間45分ほど)
になります。
自然の神秘が感じられるスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。
自然の神秘が感じられる天然記念物!【アコウ林】
室戸岬の亜熱帯性樹林の主役ともされる太い根が特徴のアコウの木で、室戸岬一帯に自生している神秘さが感じられる自然スポットになります。
岩肌を抱きしめるような奇妙な景観を創り上げており、まるでタコ足のように何本もの根っこが垂れ下がっています。
こちらは気根で締め付けて木を枯らすことから【締め殺しの木】とも呼ばれており、神秘的な木ですがおぞましい異名を持っている珍しいものになっています。
室戸岬の海岸線をドライブいくと突如南国の雰囲気が広がり、室戸市の観光スポットとして人気になっています。
駐車場から徒歩すぐに神秘的な空間をご覧になることができ、亜熱帯性植物の群落が一面に広がっています。
アコウは天然記念物に指定され、アコウ林を歩いていくと先ほどご紹介した神秘的な一本のアコウ木をご覧になることができますよ。
雄大な自然のパワーを感じることができ、まるでジブリに出てきそうな景色が多くの方を魅了しています。
日中は太陽の光で明るくなりますが朝方や夕方には一帯が薄暗くなりますので、神秘的な写真を撮りたい方におすすめですよ。
天然の植物園のような場所ですので、長袖・長ズボンを履かれた方が良いかもしれません。
アコウ林!神秘的ー pic.twitter.com/4U7xbePkq9
— れん🦀❖ (@ren299) August 7, 2021
自然の生命力を間近でご覧になれる素晴らしい場所ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。
アクセス方法
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間55分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【室戸岬】を下車し、徒歩2分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間45分ほど)
になります。
ジブリの世界観が広がる神秘スポットですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。
恋人の聖地にもなっている絶景スポット!【室戸スカイライン山頂展望台】
室戸市に3つあるとされる恋人の聖地の一つで、雄大な海や空、絶景が望める展望台になります。
室戸岬の中央を走るように伸びる県道203号線は別名【室戸スカイライン】と呼ばれ、ツーリングやドライブコースとして親しまれています。
約9kmという短いコースですが四季折々の景色をご覧になることができ、緩やかなカーブと交通量の少なさから走りやすいコースになっています。
そんなドライブコースの中で最も高い位置に展望台が設けられ、観光で訪れる方で賑わいを見せています。
太平洋に突き出した室戸の地形を理解できる絶好の場所で、東側と西側の海の様子を一望することができます。
またこちらは四国初の風力発電施設が稼働しており、潮風によって回る風車は名物として親しまれていますよ。
沿岸を走るのも大変おすすめですが、ドライブやツーリングが趣味の方は室戸スカイラインで風を感じてはいかがでしょうか。
まるでジェットコースターのようなアップダウンを体感することができ、自然のアトラクションのようなコースを走ることができますよ。
高岡園地展望台(室戸スカイライン山頂展望台)
— 讃岐丸_XMAX (@siunmaru) May 3, 2022
でっかいどう北海道(違 pic.twitter.com/s3vPWGkkua
室戸市が誇る雄大な自然を満喫できるスポットですので、ぜひ一度美しい景色を見にお越しくださいね。
アクセス方法
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間55分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【スカイライン上り口】を下車し、徒歩1時間5分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は3時間45分ほど)
になります。
町を代表する絶景スポットですので、ぜひ一度雄大な自然をご覧になってくださいね。
歴史ある町並みを散策して素敵な時間を!【吉良川の町並み】
国の伝統的建造物群保存地区に認定されている吉良川町には、当時の生活や建物が残されております。
かつての明治時代〜昭和にかけて地元で作られる炭を京阪神に運ぶ廻船業で栄えた歴史ある町で、東西750m、南北250mに渡って当時の町並みをご覧になることができます。
高知県は古くから台風の通過地点であったため、地域の特徴を活かした造りをご覧になることができます。
風や雨から家を守るために石で作られた外壁や屋根には【水切り瓦】というものが採用され、台風がよく当たる場所ならではの工夫が施されています。
歴史ある建造物を活かしたカフェやパン屋さんなどもあり、散策スポットとして人気になっています。
ここだけ時が止まったような歴史ある町並みが広がっており、ゆっくりと流れる時間を堪能することができますよ。
また特におすすめなのがひな祭りのシーズンで、多くの家に雛人形が飾られているのが見受けられます。
町をあげて雛人形を飾るのは全国にありますが吉良川町が発祥と言われており、ひな祭りの時期は華やかな空間を創り上げてますよ。
吉良川の町並み pic.twitter.com/av3CXJK1C9
— *yuka* (@yuk_0407) May 4, 2019
備長炭の繁栄と先人たちの息吹が感じられる素敵な場所ですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。
アクセス方法
場所は室戸市吉良川町にあります。
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間35分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【吉良川冨屋前】を下車し、徒歩2分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間10分ほど)
になります。
散策スポットとして人気がありますので、ぜひ一度歴史ある町並みをご覧ください。
地元の名産が揃う観光にピッタリの施設!【道の駅キラメッセ室戸・鯨の郷】
地場産品の物産店やレストラン、鯨の資料館が設けられている観光にぴったりのスポットで、室戸市名物の鯨料理が味わえる場所になります。
自然豊かな室戸市の海岸沿いに位置しており、広大な太平洋を一望できる場所としても知られています。
室戸の新鮮な野菜やお魚を購入することができ、地元の方も多く利用している交流の場にもなっています。
敷地内には
- 直販所楽市
- レストラン食遊
- 鯨館
があり、食材やグルメ、資料館を通して室戸市の魅力を多くの方に発信しております。
レストランでは室戸市のグルメや鯨料理を味わうことができ、鯨御膳や鯨のタタキなど。普段食べることが少ないメニューが揃っています。
刺身はシャリシャリとしった食感になっており、刺身定食を求めて訪れる方も多くいらっしゃいますよ。
海沿いに面していることもあって景色が大変すばらしく、「ここからのサンセットがとても美しい!」と夕日を見に訪れるのも最適ですよ。
日中は雄大な海が広がっており、道の駅でお惣菜を購入して海を眺めながらいただくという非日常を味わうこともできます。
ジェラートやソフトクリームなど。道の駅ならではの商品もございますので、ドライブの休憩に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
施設としての規模はそれほど大きくありませんが、美しい海やご当地グルメが楽しめる場所としておすすめですよ。
海を眺めたりお食事したり。と素敵な時間を満喫することができますので、観光でお越しの際はぜひ一度お越しくださいね。
道の駅 キラメッセ室戸にて昼食😃
— 平成大好き男 (@cG7AL3lwsyEW6Wx) June 16, 2021
鯨カツ定食 ごはん大盛
単品 鯨刺身 ビール飲みたぁ~い🥺
のんだら 代行200km 確定 ‼️#鯨カツ#鯨刺身#キラメッセ室戸#昼食 pic.twitter.com/JHe8CFT2xT
敷地内には鯨館という室戸市と鯨の歴史を紹介している場所もありますので、ご興味がある方は見に行かれてください。
鯨館について!
室戸は古くから日本有数のクジラの生息地として知られ、当時からさまざまな鯨料理が食べられてきました。
そんな室戸市と鯨の関係を紹介しているのが【鯨館】であり、歴史をデジタル技術満載で紹介する体感型資料館になっています。
古式捕鯨絵図をデジタルアート化して躍動感あふれる捕鯨の様子をご覧になることができ、アート作品やVR等で知ることができますよ。
日本人にとって鯨は古来より【富をもたらす存在】として親しまれており、食用だけでなく油やひげ、骨に至るまで余すことなく活用されました。
「鯨が一頭捕れれば7つの町が潤う」と言われるほどで、室戸は日本列島を北へ南へ回遊するクジラの通り道だったことから日本有数の捕鯨の町と言われてきました。
捕鯨が本格化されたのは江戸時代のことであり、商業捕鯨が禁止になる近代まで約300年にわたってクジラと共に歩んできた歴史がございます。
室戸の捕鯨は和歌山県【太地町】から伝わった【網捕り式捕鯨】と呼ばれる漁法が採用され、20隻ほどの船でクジラを追い込むものでした。
かなり危険を伴うものでしたが当時の状況などは古式捕鯨絵図として残されており、資料館でご覧になることができますよ。
クジラと室戸の関係性がよくわかる場所とあって、お子さん連れの方や観光客の方が多く訪れています。
道の駅に併設されているので併せて楽しむことができ、室戸と鯨の歴史について触れられる素敵な資料館になってますよ。
室戸市 鯨館-鯨資料館-
— ともろー🙃 (@tomorow45g) March 21, 2022
商業捕鯨が禁止される近代まで約300年にわたって捕鯨の町として栄えた室戸。⁰鯨と命懸けで戦った男達の話し(資料に食い入った💦)、VRで見る海中(これびっくり)
撮影禁止のため言葉でしか伝えられないので一言、
興味がなくても行ったほうがいいっす😤#龍馬パスポート pic.twitter.com/r87ReYPR4N
室戸市の歴史を知ることができる貴重な場所ですので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
アクセス方法
場所は室戸市吉良川町丙890-11にあります。
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間35分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【キラメッセ室戸】を下車し、徒歩2分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間10分ほど)
になります。
町の名産が揃う観光にピッタリの施設ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。
室戸市の名産と言えばこれ!【金目鯛:料亭花月】
室戸市のご当地グルメとして親しまれている金目鯛を使用した一品【キンメ丼】が味わえるスポットで、わざわざ遠方からも訪れる人気のお食事処になります。
室戸市東側の海底は急激に深くなる地形になっており、沿岸近くの漁場で漁獲し鮮度の高い状態で水揚げすることができます。
室戸市内では金目鯛を使ったご当地丼【室戸キンメ丼】を提供しているお店が多数あり、室戸キンメ丼にはルールが設けられており、
- 室戸沖で獲れた金目鯛を使う
- ご飯に室戸産金目鯛の照焼きと地魚の刺身を乗せる
- 各店独自の金目鯛の出汁をつける
- 高知県産の具材にこだわる
というものです。
これらをクリアした一品が室戸キンメ丼と呼ぶことができ、各店舗ごとに魅力あふれる丼を提供しております。
古くはクジラ漁で盛んだった室戸市ですが現在は「室戸と言えば金目鯛」と言われるようになり、室戸市のご当地グルメとして親しまれるようになりました。
室戸市には数店舗でキンメ丼をいただくことができ、その中でも特に人気が高いのが【料亭花月】になります。
室戸の中心街から漁港の歓楽街に入ったところで営業されており、休日にもなれば待ち時間が発生するほどの人気店になっています。
予約して訪れる方も多く、観光で利用される方で連日賑わいをみせています。
メニューには【オールキンメ丼】というものもあり、金目鯛の照り焼きと刺身がのった丼に金目鯛のお吸い物と出汁が付いている贅沢な一品になります。
炙った刺身は甘みが引き立っており、金目鯛の魅力を思う存分味わうことができます。
高知県を訪れる目的にされる方もいらっしゃるほどの人気グルメで、「高知の魚は美味しい!」と満足して帰られる方ばかりですよ。
お刺身や照焼き、お茶漬けで金目鯛の魅力を堪能することができますので、室戸市を訪れたら必ず食べてほしい一品になっています。
時間帯や曜日によっては混雑が予想されますので、お越しになる日が決まっている方は予め予約されることをおすすめします。
旅するマリル
— アコマリる (@acomaril) July 21, 2023
高知県室戸市
料亭花月にて
キンメ丼とマンボウを食べたマリル pic.twitter.com/efP10r5jgs
絶品の丼が味わえる素敵なお店ですので、ぜひ一度食べてみてくださいね。
アクセス方法
- お車でお越しの方:高知自動車道【高知IC】から国道55号線1時間45分ほど
- 電車でお越しの場合:JR高知駅から土讃線快速の奈半利行【奈半利駅】を下車。同駅から高知東部交通のジオ行【室戸小学校通】を下車し、徒歩10分(乗り継ぎ等を含めての所要時間は2時間25分ほど)
になります。
室戸市は金目鯛が有名ですので、ぜひ一度食べてみてくださいね。
四国で唯一世界ジオパークに認定された町!室戸市のおすすめスポット
いかがでしょうか。
室戸市と言えば多くの方に認知されている【室戸岬】が大変有名で、ダイナミックな自然と海、多彩な植物群に囲まれた雄大な景色を堪能することができます。
歴史スポットも数多く点在しており、お遍路やお寺巡りをされる方には馴染み深い町として人気になっています。
自然が織りなす美しい景観が室戸市の最大の魅力であり、自然のすばらしさを思う存分満喫することができますよ。
お寺巡りや自然探訪など。素敵な時間を過ごすことができますので、ぜひ一度室戸市へお越しくださいね。
今回の内容で室戸市の魅力をお伝えできていれば幸いです。