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長崎本島の教会を巡ろう!一度は訪れてみたいおすすめスポット10選

皆さんは長崎の教会に訪れたことありますか?

長崎の教会は観光巡りとして人気なんですよ。

今回は【長崎本島の教会を巡ろう!一度は訪れてみたいおすすめスポット10選】をご紹介していきます。

長崎を訪れた際にはぜひ教会の魅力にも触れてくださいね。

教会は長崎の身近な存在!

皆さんもご存知の通り、長崎の歴史を知る上で教会は切っても切れないものです。

戦国時代に【フランシスコ・ザビエル】がイエズス会の宣教師として鹿児島を訪れ、その後は平戸でも布教活動を行ったとされています。

戦国時代真っ只中だった頃は武器と富が得られることから、キリスト教を守る大名も多かったそうです。

その中で大村領主の【大村純忠】は自ら洗礼を受け、日本最初のキリシタン大名になりました。

1571年にはポルトガルの貿易により開港され、長崎の町をイエズス会に譲渡し、【日本の小ローマ】として布教活動の中心地になった。という歴史があります。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産】として世界文化遺産に登録され、当時の歴史を知る上で欠かせないものになっています。

キリスト教伝来から450年の歴史があり、今でも多くの場所に教会がありますよ。

今では観光名所として長崎を訪れる方の人気スポットになっています。

では初めて教会巡りをする方におすすめの場所をご紹介していきましょう!

ぜひ一度教会を巡ってみてくださいね。

シンプルなステンドグラスが人気!【黒崎教会】

歴史は古く、明治30年に【ド・ロ神父】により敷地の造成・建築が行われました。

レンガ造りの建物となっており、レンガのひとつひとつに信徒の犠牲と奉仕の結晶を意味しています。

こちらは小説の舞台にもなった場所で、遠藤周作の【沈黙】にも描かれています。

白を基調とした教会は数多くありますが、レンガ・平屋・瓦を使った屋根で建てられたものになります。

教会を巡る際に目にしたいのが【ステンドグラス】になりますが、こちらのステンドグラスはシンプルさと煌びやかさを兼ね備えたものになっています。

また聖書の一部分を用いたものが描かれており、信徒の忠誠と奉仕の心を感じることができますよ。

日中には太陽の光がステンドグラスに当たり、教会内を煌びやかに彩ってくれます。

レンガ造りの教会は珍しいものですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

アクセス方法

場所は長崎市下黒崎町26にあります。

  • お車でお越しの方:【長崎IC】から50分ほど
  • 電車でお越しの場合:長崎駅から板の浦行【黒崎教会前】を下車し、徒歩2分ほど(所要時間は1時間ほど)

になります。

美しいステンドグラスを見ることができますので、ぜひ教会ならではの景観をご覧になってくださいね。

冬には煌びやかなイルミネーションが人気!【浅子教会】

海に面している教会であり、白を基調としたシンプルなデザインになっています。

建築されてから70年以上が経過しても、色褪せることなく多くの方がお祈りを捧げている場所です。

こちらは冬になるとイルミネーションが施され、煌びやかな教会をご覧になることもできますよ。

好みは分かれますが、こちらのイルミネーションは3本の指に入るほどの人気があります。

訪れる多くの方が迫害を受けたキリシタンの末裔。と言われており、長きに渡り守り続けている場所ですよ。

イルミネーションがきれいですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市浅子町232-4にあります。

お車でお越しの方は西九州自動車道【佐々IC】から15分ほどになります。

公共交通機関では行くことが困難ですので、レンタカー等を利用してくださいね。

世界遺産に登録されている場所!【大浦天主堂

長崎の教会。と言われたら、真っ先に名前が上がる場所ではないでしょうか。

歴史は古く1864年にパリ外国宣教会のフランス人司祭達によって建てられたものです。

現存する教会の中で最も古いものとされており、1879年に増改築が行われたものが現在の姿になります。

1933年には国宝にしてされており、その後1953年に改めて国宝認定された経緯があります。

その後1981年にはローマ教皇ヨハネ・パウロ2世】が初来日した際に訪れた場所であり、日本の教会を代表する場所でもあります。

歴史を紐解いていくと禁教令やキリシタン弾圧などの悲惨な出来事がありますが、古くからこの地に多くのキリシタンが信仰していた。という事実を知ることができる場所です。

長崎の観光スポットが集まる場所にあり、グラバー園オランダ坂なども併せてご覧になる方でいっぱいですよ。

長崎の象徴とも言えるスポットですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

アクセス方法

場所は長崎市南山手町5-3にあります。

になります。

長崎を代表する観光スポットですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

原爆の被害を受けた教会!【浦上天主堂

15世紀から浦上という地はキリシタンの町として、多くの信徒が住んでいました。

その後に禁教令が出たものの信仰を守り抜き、250年及ぶ長い間も信徒にとって大切な場所として存在しました。

もともとは【浦上教会】という名前でしたが、1914年に浦上天主堂が建てられた。と言われています。

当時は建物の大きさから【東洋一の壮大な建物】として多くの方を魅了していたことでしょう。

浦上天主堂を知る上で最も重要なことは【原爆を受けた教会】ということです。

1945年8月に長崎は原爆により甚大な被害を受けました。

原爆が投下された爆心地の500m先にあったとされ、天主堂は見る形もないほどのものになってしまいました。

長崎の地で多くの方が亡くなり悲しみくれる中、信徒らがこの土地で新たに天主堂を作ることを祈り・願っていました。

その後1946年に仮設され、1959年に現在の建物が建てられた。という歴史があります。

浦上天主堂には被災した建物の遺構が残されていますので見てみてください。

長崎の原爆被災地として歴史と共に歩んできた場所ですので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

アクセス方法

場所は長崎市本尾町1-79にあります。

  • お車でお越しの方:【長崎IC】から15分ほど
  • 電車でお越しの場合:長崎駅からバスで【浦上天主堂前】を下車し、徒歩すぐ

になります。

原爆の悲惨さを知ることができますので、ぜひ一度訪れてくださいね。

まるでお城のような景観!【馬込教会】

1931年に【松岡孫四郎神父】の声かけにより全世界の人々からの好意で建てられた教会です。

白を基調としたお城のような建物であり、伊王島のシンボルとして多くの方が訪れている場所です。

天草に多く居た信者が身を隠すために移り住んだ場所であり、伊王島には現在もカトリック信者の方が多く住んでいます。

屋根には瓦を使用しており、中世ヨーロッパの建物に日本の技術が盛り込まれた建物になってます。

景観が「まるでシンデレラ城みたい」と教会の中でも随一の人気があるんですよ。

現在は伊王島全体が観光地化されており、夏には多くの方が訪れる場所です。

ぜひ伊王島に訪れる際は教会にも足を運んでくださいね。

アクセス方法

場所は長崎市伊王島町2-617にあります。

  • お車でお越しの方:【長崎IC】から30分ほど
  • 電車でお越しの場合:長崎駅から徒歩20分ほどにある長崎港ターミナルに行き、フェリーで【伊王島港】到着後、徒歩15分ほど

になります。

公共交通機関ではフェリーでのアクセスになるため、時間等をご確認してから行くようにしてくださいね。

お車で行くこともできますので、レンタカーを使用するのも良いですよ。

キリスト教の歴史を知ることができる!【日本二十六聖人記念館】

カトリック教徒の巡礼地として知られ、歴史を伝えている博物館になります。

禁教令が出た1597年にキリシタン26名が処刑されました。

この土地は殉教の地【西坂の丘】であり、イエス・キリストが十字架に架けられた【ゴルゴタの丘】に似ていることから26名が処刑の地として選んだ。と言われています。

施設にはキリスト教の歴史や絵画・ステンドグラスなどが飾らせてあり、日本の歴史を知ることができる場所です。

歴史を知っておくと教会の景色も変わったものになりますので、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

料金は

  • 大人:500円
  • 中・高校生:300円
  • 小学生:150円

になります。

アクセス方法

場所は長崎市西坂町7-8にあります。

  • お車でお越しの方:【長崎IC】から15分ほど
  • 電車でお越しの場合:JR長崎駅から徒歩5分ほど

になります。

外観もインパクトがありますので、ぜひ外観だけでもご覧になってくださいね。

教会には珍しい色が使われている!【平戸ザビエル記念教会】

禁教令が解け、信徒が住むようになった1931年に建てられた教会です。

1971年に【フランシスコ・ザビエル】の銅像が建てられたことから、こちらの名前になった。とされています。

大天使聖【ミカエル】を守護とし、信徒及び多くの方を見守っている場所になります。

平戸の観光スポットとして人気が高く、緑を基調とした教会をご覧になることができます。

教会内は豪華絢爛な造りになっており、教会の雰囲気を味わうのにぴったりの場所ですよ。

今では人気スポットとなっていますので、教会巡りをされる場合はぜひこちらにも足を運んでくださいね。

アクセス方法

場所は平戸市鏡川町259-1にあります。

になります。

平戸の観光スポットになっていますので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

日曜日はミサが開催されていますので、見学は10時以降になります。

日曜日に訪れる場合はご注意くださいね。

当時は日本最大の教会として存在していた!【紐差教会】

1929年に【鉄川与助】によって作られた教会です。鉄川与助は長崎の教会や聖堂を手掛けた建築家になります。

紐差の地はキリスト教信徒・隠れキリシタン・仏教信徒が入り混ざっていた場所でもあります。

十字架を建てても被害がなかったことから、仏教徒から隠れキリシタンになる方も多かったようです。

浦上天主堂が原爆により建て直すまでの間は、日本最大の教会として存在していたもので、現在でも壮大な建物を見ることができます。

教会内にはステンドグラスがはめ込まれ、煌びやかな空間を演出していますよ。

キリシタンの地でありながら仏教徒も多くいらっしゃった特別な場所ですので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

アクセス方法

場所は平戸市紐差町1039にあります。

  • お車でお越しの方:【佐世保中央IC】から70分ほど
  • 電車でお越しの場合:佐世保駅から徒歩2分にある佐世保バスセンターより西肥バスの平戸浅子行の終点を下車し、同バス停から紐差行【紐差】を下車し、徒歩3分ほど(佐世保駅から紐差教会まで2時間ほどかかります)

になります。

お時間内でしたら見学は自由にできますので、ぜひ中もご覧になってくださいね。

バスで行く場合はお時間がかかってしまいますので、時間に余裕をもって行くようにしてくださいね。

夜の佐世保を彩るスポット!【三浦町教会】

佐世保は軍港設置などで栄えた場所であり、多くの方が移り住んだ土地です。

その中にはカトリック信者も多く居た。とされ、その方たちの場所として教会を作った歴史があります。

その後も人の数はどんどん増えていき、教会を大きくしないといけなくなりました。

多くの方が礼拝できるように1931年に現在の教会が建てられた。とされています。

施工者・建築者がわかっていない。と教会としては珍しい建物です。

また長崎の空襲を逃れるために教会を黒く塗った。という話があり、被害を免れた経緯もあります。

それほど信徒にとって大切な場所であり、現在も多くの方が礼拝に訪れています。

そんな歴史をお持ちの教会ですが、冬になるとイルミネーションが綺麗なスポットに変わります。

教会のイルミネーションは特別感があり、幻想的で神秘的な空間を演出しています。

もちろん日中に訪れても綺麗な場所ですので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

アクセス方法

場所は佐世保市三浦町4-25にあります。

になります。

お時間内でしたら自由に見学が可能ですので、ぜひご覧になってくださいね。

教会では珍しく屋根が低い!【カトリック出津教会】

1879年に【ド・ロ神父】と信徒により建てられた教会です。

この土地は海風がとても強かったことから、木造の平屋と漆喰の壁で作られた建物になります。

外海地区には当時5000人の信徒が居た。とされており、禁教令が出た後も大村城から遠かったことから取り締まりを免れた場所です。

またキリスト教に対して寛容であった佐賀藩からも近かったことで、多くの隠れキリシタンが移り住んだ。とも言われています。

2011年には国の【重要文化財】に指定されており、緑豊かな土地と漆喰の白壁が合わって綺麗な景色を創り上げています。

翌年には【長崎市外海の石積集落景観】として国の重要文化的景観にも選ばれ、日本を代表するスポットとして脚光を浴びています。

海を一望できる場所にありますので、ぜひ長崎の海と合わせて教会をご覧になってくださいね。

アクセス方法

場所は長崎市西出津町2633にあります。

  • お車でお越しの方:【長崎IC】から有料道路経由で50分ほど
  • 電車でお越しの場合:長崎駅から長崎バスの坂の浦行【あんねい橋】を下車し、徒歩10分ほど

になります。

施設内を見学される場合は事前予約が必要になりますのでご注意くださいね。

駐車場はございますので、お車でお越しの方はご利用ください。

長崎の教会を巡ろう!一度は訪れてみたいおすすめスポットを紹介

いかがでしょうか。

長崎の地には多くの教会があり、当時の歴史を現在でも見ることができます。

今は観光スポットとして多くの方が訪れ、写真スポットとしても人気があります。

長崎に訪れる際はぜひ教会にも行かれてくださいね。

教会は祈る場所ですので、マナー等をお守りいただきますようお願い致します。

当時の歴史を知った上で巡られると、さまざまな視点から景観を堪能することができますよ。

今回の内容で長崎の魅力をお伝えできていれば幸いです。