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四国で最も小さな町!田野町のおすすめスポット

皆さんは田野町(たのちょう)に行かれたことありますか?

魅力がギュッと凝縮された町として知られ、のどかな風景とゆっくり流れる時間が魅力の場所なんですよ。

今回は【四国で最も小さな町!田野町のおすすめスポット】についてご紹介していきます。

田野町の魅力に触れられるスポットばかりですので、ぜひ一度観光巡りをされてはいかがでしょうか。

田野町の魅力について!

高知県の東部に位置しており、四国の中で最も面積が小さい町になります。

総面積が6.53k㎡のコンパクトな町になっていますが、安心・安全の暮らしと生活環境が揃っている住みやすい町としても知られています。

面積が県下一小さいですが、人口密度は高知市・南国市に次いで第3位を誇っており、小さい町ながらも救急病院や学校、スーパーなど。生活に必要な施設が揃っています。

青い海や空、川など。豊かな自然を有しているのも特徴の一つであり、温暖な気候と合わさってのどかな町並みが広がっております。

歴史的にも古い場所であり、鎌倉時代には奈半利川の治水に努めて田野郷を墾いた。と伝わっております。

藩政時代には甲浦代官の知行所となり、中期には資本主義経済が台頭して【田野五人衆(又は七人衆)】と称する御用商人が、奥地の山林資源の開発により田野千軒が浦として繁栄していきました。

幕末の1853年には安芸郡奉行所が岡地に設置され、藩校田野学館が併設されて安芸郡の政治経済の中心地として栄えた。という歴史がございます。

田野町明治21年に発足し、大正9年1920年)には町政を敷いて、現在の田野町に改称し現在も運営されております。

町には当時の面影が残るスポットや豊かな自然が広がる景勝地、温泉など。田野町ならではの魅力が詰まった場所が多くあり、のんびりとした時間を過ごすことができますよ。

ではどのようなスポットがあるのか見ていきましょう!

豊かな自然の中に活気ある人々の暮らしが広がっていますので、ぜひ一度田野町を観光してみてくださいね。

自然エネルギーのみで作る塩をご覧になれるスポット!【田野町完全天日塩製塩体験施設】

汲み上げた海水から太陽の熱と風の力だけで作り上げている完全天日塩であり、日本でも数少ない製法を体験することができるスポットになります。

太陽熱と風力の自然エネルギーだけで塩を創っており、間近で見たり体験することができる場所として親しまれています。

体験は60分~90分、見学は30分~60分になっており、どちらも利用の10日前までに予約することで貴重な時間を満喫することができます。

塩の作成工程をパネルと実際の施設でご覧になることができ、天日塩がどのような方法で作られているのかを詳しく知ることができます。

太陽光を浴びた塩は輝く宝石のような光を放っており、見るだけでも十分素敵な時間を過ごすことができます。

体験は濃縮している塩水を布袋に入れて脱水すれば完成する。という言葉だけでは簡単な工程ですが、なかなか味わえない体験が楽しめますよ。

体験終了後には持ち帰り袋に天日塩をたくさん入れてくださいますし、市販の塩との違いにビックリされる方も多くいらっしゃいますよ。

事前予約が必要ですが、気候によっては塩が出来てなくて体験ができない場合もございます。

お子さんの思い出にもピッタリであり、ご自身が手掛けた塩は思い出にもなりますよ。

田野町の観光スポットとして親しまれている施設ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は安芸郡田野町2703-6にあります。

になります。

自然のエネルギーで作っている天然塩をご覧になれるスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

藩政時代の面影が残る貴重な建物!【岡御殿】

1844年に建築された建物で、藩主が参勤交代や東部巡視の本陣として使用されたものになります。

敷地内には御殿や茶の間、土蔵などが保存修復され、藩政末期の面影が残るスポットとして親しまれています。

岡御殿の西側には岡邸があり、岡家の分家として製材や回船業として栄えました。

こちらの家は脇本陣として随勤の重臣などの宿泊所として使用された歴史があります。

岡家は米屋と号し、豪商田野五人衆の随一として栄えたお家柄になります。

祖先は泉州(大阪)から山内家に従って田野に来た。と伝わっており、たびたび藩に御用銀を調達していました。

建築の特徴を見学することができ、この地から全国に旅立った数多くの志士たちの活躍を展示資料で紹介しております。

江戸時代後期の書院造り建築になっており、高知県指定の有形文化財に指定されています。

田野町には岡家をはじめとする豪商が軒を連ねており、国登録の有形文化財も多く残る古い町並みになっています。

現在一般公開されているのがこちらの岡御殿であり、華やかさはないもののどこか懐かしさを感じられる建物になっています。

実際に建物内を見学することができ、お殿様のお部屋で寝転んだりすることができます。

文化財に指定されていながらも親しみやすいスポットになっており、歴史好きにはたまらない場所になってますよ。

小さな町の小さな歴史スポットとして訪れる方が多くいらっしゃいますので、ぜひ一度当時の歴史を感じながら素敵な時間をお過ごしくださいね。

アクセス方法

場所は安芸郡田野町2147-1にあります。

になります。

藩政時代の面影が残る建物ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

町の名産が揃う観光にピッタリのスポット!【道の駅 田野駅屋】

土佐くろしお鉄道田野駅】と一体になっている道の駅で、地元の名産品や直売所、軽食コーナーが設けられている観光にピッタリのスポットです。

四国で最も小さい町として知られる田野町の魅力をギュッと詰め込んだスポットで、四国一元気な道の駅として運営されています。

外にはマスコットキャラ【田野いしん君】はどこかで見たことある見た目をしており、アンパンマン作者のやなせたかし氏が手掛けたキャラクターになっています。

可愛い姿をしているので思い出に写真を撮る方も多く、アンパンマンがお好きなお子さんと一緒に記念撮影されても良いかもしれません。

それほど大きな規模ではありませんが店内には所狭しと商品が並んでおり、地元の野菜やお土産品がたくさん置いてあります。

特に田野町で採れる野菜は新鮮そのもので、地元の方はもちろんのこと多くの観光客も野菜を手に取ってらっしゃいます。

高知県と言えばカツオなどの新鮮な海の幸をイメージされる方も多いですが、こちらでは鮮魚や干物などの商品も豊富に取り揃えてありますよ。

北川村の名産として真っ先に挙げられるのが【ゆず】であり、馬路村と北川村はゆずの産地として全国から認知されています。

道の駅には全国一のゆず産地とも呼ばれる北川村のゆず商品を購入することができ、ゆず農家が作ったオリジナル商品などもございますよ。

地元の方が作るお惣菜やお寿司なども人気商品ですので、こちらで購入して各スポットへ行かれるのもおすすめです。

広い駐車場も魅力の一つで、田野町へお車で行かれた際の休憩場所として利用される方も多くいらっしゃいますよ。

「手作りお惣菜が美味しい!」と好評ですので、ぜひお気に入りの商品を見つけて素敵なひと時を堪能してくださいね。

アクセス方法

場所は安芸郡田野町1431-1にあります。

になります。

田野町の特産品が揃う人気のスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

町民も利用する温泉施設!【たのたの温泉】

田野町唯一の民間温泉施設で、日帰り温泉と軽度の運動が楽しめる場所として町民から愛されているスポットになります。

温泉利用プログラム型健康増進施設という枠組みで運営されており、地域の皆様の健康増進をサポートする目的でオープンされました。

四国初の厚生労働大臣認定の入浴施設であり、医療機関と連携していることからより安全に健康づくりの手助けをしております。

美肌成分が多く含まれている温泉を堪能することができ、温泉から出た後はお肌がすべすべになる。と好評になっています。

他の温泉に比べて美肌成分が2倍含まれており、温熱で身体ぽかぽか、静水圧で全身の血液アップが図れます。

入浴料は

  • 大人:700円
  • 小学生以下(3歳まで):300円
  • 幼児(2歳以下):100円

になっており、浴槽や寝湯、サウナなどが設けられています。

午前中でもお客さんで賑わいを見せており、地元客に愛されている温泉施設であることを伺うことができます。

ヌルヌルとした肌感の温泉になっており、女性の方に大変好評になってますよ。

温泉前には【けんこう坂】があり、こちらで運動されてから温泉に入る町民も多く見受けられます。

介護施設が経営している温泉とあって坂の所々に「健康のために歩きましょう!」という看板があるのも特徴的ですよ。

露天風呂がないのが残念ですが田野町民に愛されている温泉施設ですので、観光でお越しの際はぜひご利用されてくださいね。

アクセス方法

場所は安芸郡田野町636-1にあります。

になります。

町の癒しスポットとして親しまれている温泉施設ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

ピクニックに最適の癒し空間!【二十三士公園】

春には満開の桜や菜の花で満たされるのどかな公園で、駐車スペースや遊具などもあることからキャンプやピクニックを楽しまれる方で賑わうスポットです。

奈半利川右岸にある公園で、首領【清岡道之助】と筆頭に二十三烈市が処刑された石碑が設けられている場所です。

田野町のお花見スポットとして親しまれており、桜が咲いている季節には多くの方がお花見を楽しまれています。

桜の下でゆっくりとくつろぐことができ、地域の憩いの場という雰囲気で満たされています。

近くには川が流れているのでお弁当や飲み物を持参してのんびり過ごすことができ、ピクニックスポットとしても人気になっていますよ。

小さなお子さん向けの遊具が設けられており、屋根付きのベンチなどもあることから休日にはお子さん連れの方が多く利用されています。

春はお花見、冬はイルミネーションスポットとして知られていますので、四季折々の楽しみ方ができる場所になってますよ。

ピクニックやお花見など。のどかな休日を過ごせる素敵な場所ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は安芸郡田野町にあります。

になります。

のどかな景色が広がるピクニックに最適なスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

自然の魅力が堪能できるのどかなスポット!【大野台地】

田野町と安田町にまたがる大野台地では階段状の地形が特徴的で、天気が良ければ室戸岬足摺岬まで眺められる絶景スポットになっています。

地殻変動によってできた海岸段丘であり、北側には集落、南側には段々畑が広がっています。

大野地区は田野分に200人ほど、安田分に20人ほどが暮らしており、近年は子育て世代が増えてきている場所になります。

段々畑では水稲やオクラ、ジャガイモのなどを栽培しており、以前は【新じゃが収穫ツアー】なども開催されていたそうです。

眼下には田野町の町並みをご覧になることができ、障害物が一切ないのどかな風景を満喫することができます。

東側には山があり、そこから昇る太陽、海に沈む夕日を眺めることができますよ。

特に冬場は太陽がダルマのような形に見える【だるま夕日】をご覧になることができ、自然が創り出した美しい景観を見に訪れる方もいらっしゃいます。

どこか懐かしい田舎町の風情が広がっており、緑でいっぱいの畑と青い海・空など。都会では味わえないのんびりとした時間を満喫することができます。

広々とした景色は清々しい気分にさせてくれますし、晴れた日の景観は各市町村にある絶景スポットにも引けを取らない景色をご覧になることができますよ。

住所が出ない場合もございますので、下記の場所を目指してお越しください。

美しい景観と自然を満喫できるスポットですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

アクセス方法

場所は安芸郡田野町にあります。

になります。

のどかな風景が広がるスポットですので、ぜひ日ごろの事を忘れてのんびり過ごしてくださいね。

幕末維新の歴史がお好きな方なら一度は訪れたい!【福田寺:二十三士の墓】

奈半利川橋の右手前にあるクスノキの大木が目印の福田寺に当時の歴史を知ることができるスポットがあり、自らの意思を貫いた23人の偉人たちが眠るお墓になります。

寺域に入るとすぐ【二十三士と武市瑞山】の大きな説明板があり、その右手に二十三士のお墓が鉄柵に囲まれて建っております。

二十三士とは田野の郷士として知られる清岡道之助を首領として、安芸郡下の尊王攘夷派23人で結成された集団になります。

1864年7月に清岡道之助率いる23人が北川村野根山に集結し、藩に対して【藩政改革、攘夷、瑞山(武市半平太もしくは武市瑞山)の釈放】の嘆願書を提出しました。

これに対し藩は嘆願書の内容は全く問題にせず、直ちに徒党強訴とみなして召し捕えを命じた。とされます。

当時藩の大監察だった【後藤象二郎】は吉田東洋派であり、乾退助(のちの板垣退助)もまた武断派(武力を用いて政治を行うこと)だったこともあり、勤王運動弾圧の先頭に立っていました。

藩は討伐の軍を送り、道ノ助ら一行は阿波まで逃れますが兵に捕らえられ送還されて処刑されてしまいました。

二十三人の遺骸は道之助の遺言によって現在ある福田寺に葬られた。という歴史がございます。

本堂の正面には釈放を願った武市瑞山の小さな銅像が設けられており、二十三志はこの地で安らかに眠っております。

明治24年贈位を受けた道ノ助の妻【静】によって修築され、大正2年には私財を投じて現在の墓碑が建てられています。

幕末維新の歴史において坂本龍馬中岡慎太郎武市半平太など。数多くの偉人たちが有名になっていますが、危険な道を歩んでも自らの意思を貫いた23人の生き様を感じ取ることができますよ。

田野町が誇る郷士が眠る場所ですので、ご興味がある方はぜひ一度手を合わせてにお越しくださいね。

アクセス方法

場所は安芸郡田野町839にあります。

になります。

歴史スポットとして親しまれているお寺ですので、ぜひ一度お越しになってくださいね。

四国で最も小さな町!田野町のおすすめスポット

いかがでしょうか。

当時の歴史を知ることができるスポットや町の特産を扱う施設、のどかな風景など。田野町ならではの時間を満喫することができます。

全国区とされる観光スポットはありませんが、田野町らしい風景や建物などをご覧になることができます。

四国で最も小さい町ながらも生活に必要な施設がある便利な場所であり、年間を通じて25万人が田野町を訪れていますよ。

懐かしさの中にコンパクトに構成された生活空間が広がっている町ですので、ぜひ一度田野町へお越しくださいね。

今回の内容で田野町の魅力をお伝えできていれば幸いです。